この機能は高度で実験的なもので、すべてのお客様に有効化されているものではありません。もしこの機能を使用したい場合は、LiftIgniterにご連絡ください。
単純に、指定した時間を過ぎたアイテムの表示を停止したい場合は、リコメンデーションのアイテムに表示期間を設定するのドキュメントを参照してください。
減衰時間の設定を有効にするためには、[published_time]のフィールド名を使用して、インベントリアイテムの投稿の時間を共有してください。詳しくはインベントリを定義するのドキュメントを参照してください。
通常はこの機能を必要としない理由
一般的に、CTRや、関連するエンゲージメント指標の最適化を行う場合は、減衰時間の設定は特に必要がなく、効率的ではありません。これには2つの理由があります:
- 我々の機械学習のシステムは、ユーザの行動からアイテムがトレンドしていたり陳腐化しているなどの属性を自動的に推測しています。この推測結果は、投稿からの時間経過よりも信頼できるものです。例えば、投稿から長時間が経過している記事が、トピックとして適していることからとレンディングアイテムとして選ばれることがあります。
- また、ユーザが過去に閲覧したアイテムはフィルタを行い、同じアイテムをユーザが再度見ることがないようにするべきです。
インベントリおよびクエリ全体への減衰時間の設定(設定が必要です)
LiftIgniterで算出された減衰時間のスコアは、各アイテムに対して算出されるスコアの合計に加算されます。
減衰時間をコントロールするためには2つのパラメータがあります。これらはregister関数の[opts]に指定します。
- `[timeDecayInitialScore]: これは、投稿されたアイテムに添付するスコアの初期値です。本質的には、減衰時間のスコアが、その他のスコアに関連付けてランキングを行う上でどれだけの重要性を持つかを決めます。
- `[halfLifeInSeconds]: これは、スコアを半減させるまでの時間(秒)を指定します。
例えば、[timeDecayInitialScore]の値を16、[halfLifeInSeconds]を86400(1日)に指定すると、投稿されたアイテムのスコアは16になり、2日後には4、3日後に2になります。
減衰時間は(指数関数的減衰[https://ja.wikipedia.org/wiki/指数関数的減衰])継続して、例えば投稿してから半日経ったアイテムのスコアは、投稿したばかりのアイテムのスコアと、投稿してから1日経ったアイテムのスコアの間のどこかに位置するようになります。
[timeDecayInitialScore]と[halfLifeInSeconds]をプエ理の一部のパラメータとして指定する代わりとして、以下の方法があります:
- 指定した値をご連絡いただくことで、その値をデフォルトとして設定することができます。クエリごとに値を指定すると、このデフォルト値よりもクエリで指定した値を優先します。
- 個別のインベントリアイテムの一部として指定する(アイテムごとに値を変動させることができます)。これを行うことで、アイテムごとに異なる減衰時間を設定することができます。インベントリアイテムごとに設定された減衰時間は、デフォルトの値やクエリごとに指定された値よりも優先されます。