ビーコンチェック

ユーザがJavascriptスニペットを持つWebページを読み込むと、下記の順番で動作します。Network panelを開いて検索バーに"petametrics"を入力して、正常に動作していない場合はSourceのタブからCall StackとAsyncのボックスを確認してください。

1. イベントの順序

  1. ユーザのブラウザは、cdn.petametrics.comからJavascriptを読み込む指示を出します。通信プロトコルはユーザが選んだものをそのまま使い、HTTPSでWebサイトにアクセスした場合は、すべてHTTPSの通信でJavascriptも読み込まれます。
  2. ユーザのコンピュータが我々のCDNからJavascriptのファイルを取得します。ここで、cdn.petametrics.comに対してJavascript SDKファイルへのコールがNetwork panelで確認できます。
  3. コールが成功すると、200 OKのレスポンスがNetwork panelで確認できます。そのレスポンスメッセージをクリックすると、レスポンスの内容(この場合はJavascript SDKファイル)を確認することができます。
  4. Javascript SDKファイルが実行され、query.petametrics.comにイベントが送信されます。Javascript SDKの読み込みが終わるのとほぼ同時に、api.petametrics.com/__activity.gifにリクエストが送られます。これは、Javascriptスニペットの$p("send", "pageview")の行から起因して、ページ閲覧のイベントが記録として送られたことを意味します。これをクリックしてヘッダを見ることで、どのような情報が送られたかを確認することができます。情報が正常に送られると、200 OKのレスポンスが確認できます。
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Sequence of petametrics.com events captured in the Chrome Network panel when visiting www.liftigniter.com

2. ConsoleからJavascriptの読み込みを確認する

Consoleに下記のとおり入力すると:

$p

この出力が確認できます:

function n.start.e.(anonymous function)()
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Checking that the Javascript loaded successfully in the console on www.liftigniter.com.

3. ビーコン読み込みの問題をデバッグする

我々はビーコンを使って、毎日何百万ものページ閲覧を処理しています。そのため、ここで問題が発生する可能性はほとんどありませんが、もしビーコンが動作していない場合の対処方法を説明します。

cdn.petametrics.comにコールが行われない場合は、組み込んだJavascriptに問題があると考えられます。

  • Elementsパネルから、head部にJavascriptスニペットが存在するか確認してください。このスニペットがダッシュボードから正しくコピーされているか確認してください。
  • もしアドブロッキングや、サードパーティブロッキングなどのツールを使っている場合は、petametrics.comをブロックの対象から外してください。詳細はアドブロッカーのドキュメントを参照してください。
  • Consoleパネルからエラーが記録されていないか確認してください。

コールが行われてもエラー(200 OK以外のすべてのコード)が発生する場合:

  • エラーコードを記録してLiftIgniterにご連絡ください。
  • Webページを再読込してエラーが消えるか確認してください。
  • ネットワーク接続を確認して、Javascriptがブラウザに直接読み込めるか確認してください。
  • Consoleパネルからエラーが記録されていないか確認してください。

コールに対して200 OKが返されても、Consoleパネル上で"$p"にエラーが返されている場合は、エラーコードを記録してLiftIgniterにご連絡ください。

4. Javascriptのキャッシュと再読込

ユーザがお客様のWebサイトでJavascriptスニペットを組み込んだWebページを繰り返し訪問すると、ブラウザは毎回そのJavascriptを取得せず、ブラウザはそのリソースが以前取得したものであることを認識し、そのリソースを使用します。

ユーザのブラウザが我々のCDNからJavascriptのファイルを定期的に再読込するようにするためには、Javascriptを組み込む際に、取得するURLに対するtimestampのパラメータを追加してください。

このパラメータはCDNからは無視されますが、ブラウザは強制的にファイルを再読込します。

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古い方法での組み込み

timestampのパラメータを使用せず、古い方法で組み込んだJavascriptにおいては、ユーザ側での再読込がされることを保証できません。今すぐに新しいJavascriptスニペットにアップグレードされることを推奨します。

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デバッグを行う際にキャッシュを無効にする

Google Chrome Developer Toolsを使う場合、キャッシュを無効にする設定を行うことができます。キャッシュを無効にするチェックボックスは、Networkパネルの上部にあります。キャッシュを無効にするチェックボックスからチェックを外すと、通常はWebサイトの2ページめを読み込む際に、cdn.petametrics.comのSize/Contentのカラムに"(from cache)"、Time/Latencyのカラムに"0 ms"と表示されます。Webページへのリクエストが長時間にまたがって行われる場合は例外となります。