これは、Modelクエリの処理結果をテストしたり、デバッギングを行うための使用する、LiftIgniter Labのベータ版の機能です。これは、ModelクエリAPIでアクセスできる機能以上のことはできませんが、一般的なファイル名を使っている場合は、処理結果へのアクセスを容易にします。
このパネルは、https://lab.liftigniter.com/modelQueryからアクセスできます。

LiftIgniterへの空のModelクエリ
Webページの読み込み時に、LabのサーバからLiftIgniterのサーバ(query.petametrics.com)に空のクエリを送ります。返されるレスポンスは、上記のスクリーンショットのように、パネルの画面にテーブルとして表示されます。テーブルは折りたたみ表示されているため、開いて表示する必要があります。
クエリのレスポンスの解釈
このインターフェースでは、固定したフィールドの組み合わせを表示します(APIのようにフィールドの組み合わせを自由に変更して変えることはできません)。これは、最も基本的なデバッギングのユースケースに対応する、わかりやすいユーザエクスペリエンスを提供するためです。
- 最初のカラムのRankの値は、"rank"のリクエストフィールドに関連する、リコメンデージョンアイテムの表示順位を示します。
- Title(URLがリンクされています)は、titleのフィールドの値であるWebページのタイトルを示し、そのURLへのハイパーリンクが設定されています。もし、ここでIDのフィールドにURL以外の値を使っている場合は、 ここにそのIDの値を表示します。タイトルの後ろの(i)のアイコン(インフォメーションアイコン)にカーソルを合わせると、"description"と"sponsored"のフィールドの値を確認することができます。
- Published timeは、"published_time"のフィールドの値です。この値をISO 8601のフォーマットで送っていれば、その値がここに表示されます。
- Scoreは、"adjustedScore"のフィールドの値(クエリのレスポンスに値が存在する場合のみ表示されます)または"rawScore"のフィールドの値("adjustedScore"に値が存在しない場合)がここに表示されます。ここでインフォメーションアイコンにカーソルをあわせると、どのようにしてこのスコアが算出されたかを示す(フィールド名"scoreDiagnostics")、スコア診断の情報を見ることができます。これらのスコア診断は、クエリのスコア判定を行う上での部分的な情報を提供し、スコア判定の仕組みのすべてな詳細は、ここでは省きます。
- Real time sourcesは、"realTimeSources"のフィールドの値("arrayRequestFields"のフィールドで特定できる値)です。これは、アイテムをリコメンデーションの候補として生成するために使う、いくつかのリアルタイムのソースをリストします。リコメンデーションの候補がリアルタイムソースから選ばれなかった場合、このフィールドは"N/A"を示します。ここで複数のリアルタイムソースが存在する場合、これらはカンマの区切りでリストされます。
レスポンス下部のクエリ情報

LiftIgniterへの空のModelクエリのクエリ情報
クエリレスポンスの下に、Modelクエリの処理結果の情報を表示します。このクエリ情報は、Modelクエリの"getQueryInfo"のフィールドに、trueの値を指定して送ることで得られます。
- "Did the current item/URL match our inventory (false if you entered nothing)?"は、"matchedInventory"のフィールドの値を示します。
- "Real-time sources used to generate candidates"は、"realTimeSources"のフィールドの値を示します。これは、それぞれの候補に表示されたリアルタイムのソースの和集合です。
- "Experiment key"は、"experimentKey"のフィールドの値を示します。これは、トラフィックを様々な用例にあわせてセグメント化する際に使う、システムの内部的なキーです。殆どの場合、ここでは"default"が表示されます。
- "Total number of candidates considered"は、"numCandidates"のフィールドの値を示します。右側のインフォメーションアイコンにカーソルをあわせると、クエリ処理の様々な段階での、候補の数に関する情報を見ることができます。
- "Total query time (in milliseconds)"は、"queryTime"のフィールドの値を示します。右側のインフォメーションアイコンにカーソルをあわせると、クエリ処理の様々な段階での、累積時間に関する情報を見ることができます。
- "Actual model-server the query went to"は、クエリを送信した先のDNS名を示します。これは直接関係を持つものではありません(これらのサーバに直接アクセスすることはできません)が、問題が発生した時にデバッギングを行う際に活用することができます。
クエリパラメータ
このインターフェースでは、クエリのパラメータを自由に選択して表示することはできません。しかしながら、いくつかのクエリパラメータを指定することはできます。パラメータの編集後、Submitボタンを押してください。再読込を行い、処理結果の上に直近の再読込のタイムスタンプを表示して、ここに変更が現れたことを示します。
ここで編集可能なパラメータは、"Enter browsing history"と"Advanced options"のセクションを広げることで指定することができます。これらのオプションの詳細については、モデルクエリAPIのドキュメントを参照してください。
